雨と稲。

2013年06月08日 14時54分 - 山崎聡子

梅雨入りしたとは申しますが、フライングだったのかな気象庁さん・・・
というような陽気の今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

この梅雨入りの時期、二十四節季では芒種という時期です。
麦を刈り入れて田植えを始める頃。

各地で「お田植え祭」や「虫送祭」など、田植えに関するお祭が見られる時期だそうで。

稲は、豊富なミネラルやビタミン等、人間が生きる為のエネルギー源が詰め込まれ、
さらに連作ができ、長期保存も可能な奇跡の食物と言われています。

古事記の時代に、この日本を治めるために高天原からやってきたニニギノミコトは、
アマテラスオオミカミより、主食とするよう
「命の根」という意味で「イネ」=「稲」を授かってやってきました。

ありがたいですね。
そして日本語って奥深い。

さて。
このジメジメした時期、東洋医学的に「湿邪」という邪気が身体に悪さします。
体のダルさ、むくみ、めまい、関節痛などの症状が出やすくなる時期といわれています。

「湿邪」は胃腸にたまりやすく、食欲不振、下痢などの症状がでることも。

暑くなってくると、冷たいものが飲みたくなりますが、胃腸の働きが鈍くなるので、
少し控えた方が良さそうです。

・・・・とは言うものの。
黄金の麦酒が美味しくなる季節ですが・・・。

水の巡りをよくする食材として

・豆類(小豆・緑豆・黒豆など)
・ウリ科(きゅうり・スイカ・冬瓜など)
・ハトムギ

などが良いそうです。
利尿作用を良くするモノたちですね。

これから梅雨らしくなるのでしょうか。
空梅雨も困るので、雨の恵に感謝しつつ。
季節を楽しみながら、梅雨を乗り切って参りましょう!

・・・写真はまったく関係ないですが、
キレイな葉だったので。in伊勢。

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